2015


NYティーチングアーティスト研修~5日目

July 18, 2015

最終試験の課題

 

 

昨日の練習と同様に

この日は課題を一人ずつ与えられ

講師役としてデモを行いました。

最終的な実技試験と言えます。

 

私に与えられた課題は、

スウィング導入の10分間。

導入とはステップを教える前の指導です。

 

例えば、

まずはフロアの外に生徒を並ばせて

これから何を行うか説明をしたり、

挨拶の仕方や

コミュニケーション、

スウィングの由来やどんなダンスか、

そして円を作ってスタート、

と言うような流れの

デモンストレーションが課題でした。

 

一人ずつが同様に課題試練を終え

無事にトレーニングは修了!

最後はみんなで

シャンパンで乾杯をしました。

写真はトレーニング修了後の

晴れ晴れとした笑顔の

メンバー25名とトレーナーやスタッフです。

 

トレーナーや研修仲間

日本で応援して下さった皆様に感謝

研修中にトレーナーとして

毎日担当をしてくれた

Mr. Rodney Lopezとの1枚。

大きなグループをまとめるのは

大変な仕事だったと思います。

子どもを教えるのと、大人への研修、

どちらが難しいのでしょうか・・・?

 

本当にお世話になりました。

こちらの写真は、

マネージメントに関するレッスン担当の

ミスAlee Reed。

ダンシングクラスルームでは、

誰もがMissと呼んで親しまれています。

一人一人の力が活かされて

プログラムが成り立っているのが分かります。

 

1週間を共に過ごしたメンバーは

まさに同志のような存在になりました。

励まし合う仲間がいたことは

本当にありがたかったです。

 

また、日本から応援して下さった

サポーターの皆様、

本当にありがとうございました。

ここで学んだことを活かして

前進したいと思います。

 

トレーニングの記録はこれで終わります。

研修レポートをお読みいただき

ありがとうございました。

 


NYティーチングアーティスト研修~4日目

July 17, 2015

試験での理解度確認

研修の4日目です。

この日は主にこれまでの復習をしながら、

一人ずつ講師としての

デモンストレーションを行いました。

生徒役は研修生メンバー。

 

ステップの掛け声

(one, two ... などの数字の間に

子どもダンス用語を交えて言う等)を

英語でスラスラと言うのは、

私にはかなり練習がっ必要で、

滞在先で何度も練習しました。

私だけでなく、

全員が本当に一生懸命なのが分かりました。

「自分には難しい!」「とても無理」

と言うメンバーもいた程、

難しく感じましたが、

励まし合いながら頑張りました。

 

そして、

ペーパーテストでの

理解度確認も行われました。

カリキュラムの柱となる考え、

ステップについて、

その他学んだことが網羅されていました。

 

このような形で

英語を注意深く書く経験は

これまでありませんでしたので、

勉強になりました。

 

無事にペーパーテストも合格して

少し安心しました。

 

イヴォンとの再会

研修中には、

ピエール・デュレイン氏の

長年のダンスパートナー、

イヴォン・マーソー氏とも

再会を果たしました。

 

在米当時、ピエールの提案で始めた

日系ニューヨーカーのための

社交ダンスクラス。

イヴォンさんは

そのアシスタントも務めてくれた

本当にお世話になった方の一人です。

このプログラムの創始者としても

大きな貢献を果たしました。

最終日に向けて、

早くも明日で

このトレーニングも最終日となります。

レッスン実技を行うことになっているので、

練習をしてから休憩することに。

時差ボケと戦いながら

何とかここまで来ました。

 

報告は続きます。

 


NYティーチングアーティスト研修~3日目

July 16, 2015

学校訪問の日の朝

研修三日目は学校訪問の日。

実際に子ども達にレッスンをする様子を

見学できるとても貴重な機会です。

 

この日の集合時間は、

いつもの集合時間よりかなり早い7時台。

また、

実際のレッスンで着用するように

決められているドレスコードに従った

服装で集合しました。

 

 

講師候補生全員で地下鉄に乗り、

見学をする公立小学校に向かいます。

 

ニューヨークの地下鉄初体験の

研修生がいたかもしれません。

 

話しは少し変わりますが、

こちらはトレーニングの初日に

全員に配られた

Dancing Classrooms(DC)グッズです。

バッグ、Tシャツ、マグカップ、お茶、

スーツケースに付けるネームタグ、

消毒スプレーなどです。

 

グッズになると、よりロゴのデザインの大切さが分かりますね。

私もバッグを早速使いました。

 

学校到着

到着したのは、

ハーレムより北にある

ワシントンハイツと呼ばれる地域の

公立小学校。

 

黒人、ヒスパニック系の子ども達が

主な人種の層を占めています。

 

また、写真でお分かり頂けるように

公立小が校はPublic School の略でPSと呼ばれ

それぞれの学校に番号が付いています。

 

学校では3名の先生が

校内を案内して下さいました。

その後、講堂に案内されて、

研修生は客席に座って見学することに。

 

トレーナーのロドニーが

舞台の上で子ども達と一緒に

レッスンの様子を見せてくれます。

登場を待つ、楽しみなひと時です。

 

 

レッスン見学

 

舞台の上に子ども達が呼ばれて

レッスン開始。

カウントダウンをしながら集合を促したり、

ハイタッチ(hight five)をして

スキンシップを取ったり、

子ども達がレッスンに参加しやすい

工夫が盛り込まれていました。

 

同時に、

指示通りに動ける子と

そうでない子がいること、

時間内にレッスン内容を終わらせる技術、

音楽の使い方、

担任の先生との協力体制の重要性など

実際に見て学ぶことが多くありました。

 

仕上げに

いよいよ明日からは

研修も仕上げに入ります。

レッスンを部分的に

デモンストレーション風に踊ったり

ペーパーテストもあります。

 

学んだことを吸収して

実技に活かすことが出来ているかの確認です。

仲間のメンバーも

より緊張感が増しているようでした。

 

ご報告は更に続きます。


NYティーチングアーティスト研修~2日目

July 15, 2015

更にダンスステップ!

トレーニング2日目を迎えました。

写真は研修仲間の何気ない一瞬です。

 

研修では、朝食、昼食が出ましたので、

そのような時間も

一緒に過ごすことになりました。

・・・とは言っても、ランチ時間は30分で

学んだ教授法を復習することが優先。

ゆっくりと話をする人は

殆どいませんでした。

この日の午前中は、

研修一日目に続き

ステップの講義です。

 

1日目と2日目で

主なカップルダンスの講義、

そして明日からはラインダンスなどの

バリエーションとなります。

 

今回の研修は、

国籍が様々なだけでなく

様々なバックグランドを持つメンバーが集まりましたが、

社交ダンス未経験者もいました。

 

社交ダンスの世界にいる自分でさえも

中身の濃いチャレンジングな研修。

未経験者の方にとっては、

それはそれは大変だったと思いますが、

それぞれの経験を活かして

子ども達の社交ダンスの素晴らしさを

伝えたい気持ちは共通していました。

 

どこまでも前向きに明るく、

強い精神力で乗り切る、

特にニューヨークでは欠かせない姿勢です。

 

プログラム創始者ピエール・デュレイン氏挨拶

この日の午後は、

ダンシングクラスルームの創始者

ピエール・デュレイン氏の挨拶からスタート。

 

ピエールと私(ヨシ矢野)の関係は、

彼がこのプログラムを始める

ずっと以前からのものです。

 

参考記事「ピエールとの出会い」

 

ピエールが映画PRで来日した際にも

ニューヨーク時代の話に花を咲かせました。

 

参考記事「ピエールとヤヤ来日」

 

今回は、私が

子ども達のためのペアダンスに

関わることになっての再会。

彼自身だけでなく、

引き合わせてくれた

ディレクターのけいこ・テイラー氏、

そしてプログラムの日本開催を

応援して下さっている皆様に

改めて感謝の気持ちです。

感慨深いものがありました。

 

 ピエールを紹介する記事や動画は

数多くありますが、

こちらは、

彼がTEDでスピーチした時のものです。

 

アメリカンボールルームシアターの紹介

ダンシングクラスルームの母体となった

舞踊団

American Ballroom Theater

アメリカンボールルームシアターの

紹介もありました。

 

ピエール・デュレイン率いる舞踊団

American Ballroom Theaterは、

唯一の社交ダンス舞踊団として

ニューヨークを始め、

全米各地での公演、

世界の豪華客船ツアーなども開催。

紹介に当たって、

当時メンバーの一人だった私の名前も突然登場しました。

 

写真は、その当時のもので、

一番左の男性が、若き日の私です。

 

明日から実習

トレーニングも理論のパートは

殆どこれで修了です。

明日からは、実際に小学校を訪問して

プログラムが

どのように行われているのか見学します。

子ども達がどのような反応をするのか、

しっかり見てきたいと思います。

 

今日も無事に終了して

皆さんに感謝しています。

 

ご報告は続きます。


NYティーチングアーティスト研修~1日目

July 14, 2015

初日から集中講義

いよいよ、

ダンシングクラスルーム認定講師

研修トレーニング初日です。

 

前夜パーティでの

顔合わせの機会のお陰で、

リラックスした雰囲気で

スタートすることが出来ました。

 

内容はかなりインテンシブで、

研修生全員が

初日からかなり集中して

取り組むことになりました。

 

まずは一人一人に対して、

この研修を受講することになった

きっかけを聞かれました。

 

私自身は、

子ども達のための社交ダンスを

日本に取り入れる取り組みについて

簡単に話しましたが、

研修生の国や文化、

そしてダンス環境も様々で

本当に色々な状況を聞くことが出来ました。

 

ある研修生は、

既に数十校の小学校での

プログラム開催が決定していて、

研修後すぐに

学んだことを実践することになると

話していました。

 

日本での活動の

お手本にしたいような話も聞けて

大変参考になりました。

 

映画 Mad Hot Ballroom

(邦題 ステップ!ステップ!ステップ!)

子ども達の社交ダンスプログラムについて

イメージが湧きにくい、

と言う方のために

こちらの映画の予告編動画をリンクします。

 

今回、私が認定講師研修を受けた

Dancing Classroomの様子が

Mad Hot Ballroomというタイトルで

映画化されたものです。

 

ドキュメンタリーですので、

実際の認定講師、

実際の子ども達、

実際の学校関係者が登場します。

 

日本語訳はありませんが、

雰囲気を感じて頂ければと思います。

 

具体的なレッスン指導法

ダンシングクラスルームは、

ダンスのステップを

学ぶことだけが目的でなく、

「子ども達のための

総合教育プログラム」として

様々な要素が含まれている

特徴のあるカリキュラム構成になっています。

 

相手が小学生であっても、

講師が女性(女の子)を呼ぶ時は ladies

男性(男の子)は gentlemen

子ども達同士が

新しいパートナーと踊り始める際は

Hello, new partner.

踊り終わったら必ず

Thank you, partner.を

忘れずに言わせます。

 

ダンスに誘い&誘われる時は、

 

May I have this dance?

踊って頂けますか

Yes, with pleasure.

はい、よろこんで。

 

対象年齢の子ども達に学んでほしい

丁寧な表現で

相手への思いやりを表します。

 

また、毎回のレッスンで部屋に入る時、

そして退出する時、

常にペアで腕を組んで

エスコートポジションで歩きます。

 

思いやりを持って接してもらえる経験は、

大人だけでなく、

子ども達にとって大きな経験です。

思いやりと、エレガンス、チームワークが

常にキーワードにあります。

 

・・・とは言っても、

レッスンの相手は小学生。

大人に使うような少し難しい表現や

抽象的な言葉は出来るだけ避け、

子どもに分かりやすく

教えられるようになっています。

 

例えば、

pancakes(ホットケーキ)

Karate Kid(子ども向けの空手映画)

green light(青信号)とred light(赤信号)

fireworks(花火)

など、

子どもに身近な言葉が

ダンスレッスンの中にどんどん登場します。

 

日本の子ども達にそのまま使える表現、

少しアレンジした方が良さそうな言葉など、

考えながら研修を受講する一日でした。

 

有難い学びの機会

トレーニングを

毎日担当してくれたロドニー。

このプログラムに関わってきた

キャリアは12年間とのこと、

とても効率的に

分かりやすく指導してくれました。

私自身、ダンス歴は長いですが、

今回参加したプログラムのように

教育的視点からの

教授法を学んだことは初めてで、

本当にありがたい機会になりました。

 

是非、日本で子ども達を指導する際に

学んだことを還元していきたいと思います。

 

ご報告は続きます。


NYティーチングアーティスト研修~前夜顔合わせ

July 13, 2015

ニューヨークでの研修旅行に出発

子ども達のための社交ダンスプログラム

Dancing Classroom

ダンシングクラスルーム

 

このプログラムの講師は

Teaching Artists

ティーチングアーティストと呼ばれます。

 

ダンス経験に関わらず、

子ども達に実際にダンスを教える

ティーチングアーティストになるためには、

必ずこの認定講師研修を

受講しなければなりません。

 

20年以上住んだニューヨーク

ここを訪れるのは12年ぶりです。

出発が近づくにつれて、

在米中のことを思い出していましたが、

あっという間に出発予定日になりました。

 

フライトもスムーズで

予定通り到着。

早速、トレーニング初日

前夜の顔合わせパーティに参加しました。

トレーニングは

月曜日から金曜日の5日間、

その前日の日曜日夜の

顔合わせパーティからスタートしました。

 

会場は

Dancing Classroomのオフィス兼スタジオ。

マンハッタン31丁目にあります。

 

下のような

プログラムのポスターもありました。

子ども達の写真や感想文、

プログラムの使命などが

はっきり示されています。

 

国際色豊かな研修生

時間になると、

名前と出身地を含めて

簡単な自己紹介からスタートしました。

 

トレーニングスタッフは、

トレーナー2名

運営を支えるスタッフ

グローバルマネージャーのマット の、

合計4名。

 

研修生は、合計25名。

 

スイスから7名、

イスラエルと日本(私です)から1名ずつ、

その他は全員アメリカ人でした。

 

3種類のラインダンスに加えて、

メンバー同士が

より親睦を深められるような

ゲームも企画されていました。

 

その後、

トレーニングの予定詳細や

服装などの注意事項が

ディレクターより説明され、

約1時間半のミーティングを

スムーズに終えることが出来ました。

 

12年ぶりのニューヨーク

20年以上住んだニューヨーク

ここを訪れるのは12年ぶりでしたが、

到着すると、

慣れ親しんだ場所に

帰ってきた気持ちになりました。

 

しかし

今回の渡米目的は

以前のような

個人的なダンストレーニングや

仕事ではなく、

世界で認められた

子ども達のための

社交ダンスプログラムを

日本に伝えるために

ティーチングアーティストの

研修を受けること。

 

皆さんの応援や今後の責任を感じながら、

そして、

世界各国からの研修生仲間と

共に協力しながら、

緊張感のある充実した滞在となりました。

 

無事にニューヨークに到着して、

このトレーニングを開始できたことに

感謝した一日でした。

 

ご報告は続きます。